ジャーナルへ戻る
Rental2024.01.18 / 5 min read

タワーマンション賃貸の契約書と敷金をどう読むか

敷金の水準や原状回復の範囲、更新料は、エリアよりも建物ごとの差の方が大きいことがあります。

タワーマンションの賃貸契約は、日本の一般的な賃貸借の枠組みに沿っていますが、敷金の水準や原状回復の範囲、更新料は、エリアよりも建物ごとの差が大きくなりがちです。

1. 敷金はエリアより建物で決まる

一般的な相場は家賃の1〜2ヶ月分ですが、管理費が高く設定されたコンシェルジュ型のタワーマンションでは、エリアに関わらず敷金が高めに設定されていることが多くあります。金額だけを比較する前に、その敷金が何に充当されるのかを確認することが重要です。

2. 原状回復の範囲は想定と異なることがある

通常の経年劣化は貸主負担というのが一般的な考え方ですが、タワーマンションでは管理組合が建物仕様に紐づいた床材・壁材の原状回復基準を定めている場合があり、通常の住戸より退去費用が高くなるケースがあります。

3. 更新料と2年サイクル

多くの契約は2年更新で、更新料は家賃1ヶ月分が目安です。人気の高いタワーマンションでは、更新のタイミングで家賃を市場水準に見直す貸主もあり、単純な更新料の支払いだけで済まない場合があります。

確認しておきたいポイント

  • 退去時に敷金が具体的に何へ充当されるか
  • 原状回復基準が住戸個別か建物共通か
  • 更新時に家賃見直し条項があるか
  • 管理費が家賃に含まれるか別途請求か

家賃だけを比較すると、本当のコスト差は敷金・退去・更新条件に潜んでいることを見落としてしまいます。

編集部注記

本記事は情報提供を目的としており、将来の価格や収益を保証するものではありません。
不動産の最終判断は、個別の物件条件とご自身の資金計画を踏まえて行ってください。