Finance2024.04.22 / 6 min read
タワーマンションの住宅ローン、1億円を超えると何が変わるか
一定の借入額を超えると、金融機関の姿勢や必要な頭金、審査基準が、それ以下の物件とは異なる水準になります。
タワーマンションの住宅ローンは、一定の水準までは一般的な住宅ローンと同じ枠組みで進みますが、借入額がおよそ1億円を超えると、それ以下の物件では見られない条件変化が起こります。
1. 融資姿勢が金融機関ごとに分かれる
すべての銀行が高額融資を同じ基準で扱うわけではありません。1人の借入人に対するエクスポージャーに上限を設けている金融機関も多く、都心のタワーマンションを満額でカバーできる融資先は実質的に限られてきます。
2. 頭金の期待水準が上がる
1億円前後、あるいはそれを超える借入では、収入面に問題がなくても、頭金の期待水準が高くなる傾向があります。これは返済能力そのものより、単一資産への集中リスクを金融機関側が管理しているためです。
3. 収入の中身まで審査される
この借入水準になると、給与額だけでなく収入の安定性や性質が重視されます。賞与比率の高い報酬体系、法人代表者としての収入、海外収入などは、一般的な給与所得者とは異なる審査基準で見られることがあります。
4. 固定・変動の差が金額として大きくなる
固定金利と変動金利の差は、元本が大きいほど返済総額への影響も大きくなります。習慣的にどちらかを選ぶのではなく、この価格帯では明確にシミュレーションしておく価値があります。
確認しておきたいポイント
- この価格帯を満額でカバーできる金融機関はどこか
- 公表されている最低頭金ではなく、実質的に求められる頭金水準
- 賞与・法人収入・海外収入の扱い方
- 固定・変動での総返済額の差
一定額を超えると、ローンそのものが物件と同じくらい比較検討すべき対象になります。